1964(昭和39)年10月1日、日本初の新幹線として東海道新幹線が開業しました。東京-大阪間を結び、12両編成の”0系”と呼ばれる車輌が1日に14往復、時速210kmで駆け抜けるこの路線は、開通と同時に大変な話題となりました。
ところが、この東海道新幹線が開通する以前に、ここ小田原で新幹線が走っていたのです。
東京オリンピック開催をひかえた1959(昭和34)年、東海道新幹線の建設工事が開始されました。
その中でも工事が優先的に進められていたのが鴨宮〜綾瀬間。この区間は、橋梁あり、丘陵あり、トンネルあり…と様々な地形を持っており、テストコースとしての条件をかねそろえていた地域だったのがその理由のようです。
その鴨宮〜綾瀬間の中でも、最も早く完成した鴨宮〜大磯間を使い、1962(昭和37)年6月25日より走行テストが開始されました。
コースの全長は約12km。後に綾瀬までの約37kmのコースが完成するまで、最新の試験車輌が見れるのはこの区間だけだったため、脚光を浴びることとなりました。
また、1963(昭和38)年に新幹線が最高時速256kmをマークし当時の世界新記録となりましたが、この記録もこのテストコースで打ち立てられたものです。
なお、この鴨宮〜綾瀬間のテストコースは、営業線として現在もその一部が使用されています。
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